| たつまきの発生 | |
| たつまきは何もないところに突然、発生するのではなく、必ず「たつまきの親雲」から発生します。 海上たつまきの親雲ができる条件の一つ目は、積雲が非常に発達することで、海面温度が気温よりもずっと高いときに起こりやすくなります。二つ目は、海面近くの風に違った方向の流れや渦のあることです。沿岸近くの空気の流れは地形の影響を受けて複雑な流れになりやすいので、海洋の真っ只中よりも、海岸近くでたつまきは発生しやすくなります。 一方、陸上たつまきの親雲となるのは積雲よりもずっと高くて大きい雷雲、つまり積乱雲です。発達した積乱雲が回転状態にあるときに、たつまきは発生しやすくなります。 |
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![]() たつまきの親雲 |
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| たつまきの親雲の中の激しい上昇気流により、雲底下ではそこへ周囲の空気が吸い込まれます。その空気は本来、地球と共に回転しているため上昇域の下に吸い込まれるときに回転速度を増し、渦巻きながら上昇していきます。このように、地球の回転の影響を受けるため、北半球ではほとんどのたつまきが反時計回りに回転し、南半球ではほとんどのたつまきが時計回りに回転します。 また、日本ではほとんどありませんが、同じたつまきの親雲からいくつものたつまきが発生することもあります。1965年4月11日のインディアナ州ココモで発生したたつまきは、同じ親雲から実に6つものたつまきが次々と発生し、合計で330キロもの走行距離を示しました。親雲から複数のたつまきが発生するときは、同時にいくつも発生することは稀で、一つのたつまきが消滅してから、次のたつまきが発生するのが普通です。 |
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| アメリカのトルネード | |
たつまきというものが、大体どのようなものか知らない人はほとんどいないと思いますが、日本においては発生頻度が少ないこともあって、実際に見た事のある人は多くないと思います。テレビなどでその威力の凄さはかいま見ることができますが、日本ではたつまきによる被害よりも、台風による被害の方がはるかに大きくなっています。ところがアメリカにおいてはトルネードの方の被害が大きくなっています。トルネードによる死者数は、台風による死者数の3倍にものぼります。 日本では年間10-20個ぐらいしか発生しないのに比べ、アメリカでは実に700個以上ものたつまきが1年間に発生します。そのため、たつまきに関する予報などにも力が入れられています。遠くからゆっくりと近づいてくる台風と違い、局地的に発生し、またその寿命も数分から十数分(中には数時間の寿命を持つものもある)と短いので、直前の予報しかできません。 竜巻のよく発生する地域では、ほとんどの家に避難のための地下室があり、警報が出されるとそこでしばらく時間を過ごすことになります。このあたりの様子は、映画「ツイスター」をご覧になった方はよく分かるのではないでしょうか。日本と違い、アメリカにおいては、たつまきは身近な存在なのです。 |
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